今月はストンウォールの反乱にちなみ、レインボープライドの月と言われ、各地で催しが繰り広げられています。また、街全体がお祝いムードとなり、多くの人がいろいろな形で参加。今回は、パレード以外でどんなお祝いの動きがあったかクローズアップしてみました!
スターバックスはレインボーラテで参加!
source/Gay Star News
世界規模で展開しているコーヒの名店「スターバックス」も、ロンドンプライドに協賛、LGBTのバリスタたちもパレードに参加したそう。そのうちの一人、アルヴァロさんがイベントに合わせてレインボーラテを開発。残念ながら店頭に並ぶことはなかったものの、心意気がとても素敵!
パートナーリソースのディレクター、リサ・ロビンスさんは「今年もまたプライドパレードを祝うため、皆が一緒に参加できることを喜んでいます。私たちは多様性を受け入れ、多くのパートナーさまが輝き自分らしさに誇りを抱けるような場を提供しています」とコメント。
このレインボーのフードやドリンクってとても海外らしいですよね! スターバックスのほかにも、多くの人がプライドパレードのお祝いとしてレインボーに彩られたフードをつくったり、その写真をInstagramにアップしています。
見た目も可愛く、味もおいしそうなレインボーのパンケーキ。これはパーティでも好評価が期待できそう!
Tag a rainbow cheese lover. #YelpPride 🌈
Yelpさん(@yelp)が投稿した写真 –
こちら実際にお店て売られている、レインボーチーズがトロッととろけるメルトサンド。日本には…上陸する(!?)
海外ではこんなレインボー寿司まで! 見た目は綺麗ですが、食べるとなると話は別のような?
もっと現実的に考えると、色とりどりの野菜やフルーツを虹のように並べるだけでも、レインボープライド感は演出できちゃいます!
東京プライドパレードは5月の開催となりましたが、来年の参考にレシピをチェックしておくのも良いかもしれませんね。
信号もレインボープライド仕様に
source/PRIDE IN LONDON
ロンドンのトラファルガー・スクエア付近では、6月19日より期間限定で信号をLGBT仕様にアップデート。性別表記を同性同士で並べたものや、LGBTカップルが手をつないでハートをつくるデザインのものなど、数点が登場しました。
きっかけは昨年、オーストラリアのウィーンが、LGBTを象った信号を導入したこと。それにインスパイアされ、ロンドンでも多様性を受け入れること、そして市民ひとりひとりが誇りを持てるようにという想いを込めて実施。
Ah London, I do love you 😍🌈#Pride @TfLLGBT pic.twitter.com/GwAoSAdiaU
— Mike (@thefourthcraw) June 20, 2016
信号機は日々多くの人の目に触れるもの。こういった違う意味での「可視化」は、プライドパレードを祝うだけでなく、当事者でない人たちにとっても、自然とLGBTに関心を寄せる良い機会になるのではないかと思います。また、街に溶け込み光を放つ信号機が、明るい未来を感じさせてくれます!
ストーンウォール・インを訪れたこどもたち
source/ADVOCATE
先日、オバマ米大統領により国定史跡に認定された「ストーンウォール・イン」には、小さな可愛らしいお客さんも集っていました!
プライドパレードが開かれる数日前の21日のこと。ニューヨーク公立学校のこどもたちが、LGBT権利に関する反対運動の功績としてニューヨーク市議会のメンバーにより表彰されたのです。
こどもたちは、ニューヨークに位置するThe Earth Schoolの4年生や5年生。LGBT権利のために数年に渡って活動をしています。アメリカでは、「BrainPOP」というオンライン教材があるのですが、当時サイト内のどこにもLGBTに関する教材が存在しないことに気付いたこどもたちと、その教師とが一丸になり、BrainPOPがLGBTの教材を掲載されるよう“Kids 4 LGBT Rights NOW”というキャンペーンを始めました。後に、彼らの活躍によりBrainPOPはLGBTに関する情報を掲載するに至ったのです!
市議会員のひとり、ダニエル氏は「すべてのこどもたちは、LGBTのロールモデルを体験すべきですし、差別による恐れがないLGBTコミュニティとはどういったものかを理解する権利があると思います」と述べています。
その日、こどもたちはプライドパレードの原点でもあるストーンウォール・インも訪れ、BrainPOPに掲載する動画を撮影したとのことです!
撮影された動画はこちら!
こどものうちからLGBTに触れられる環境が整っていることはとても大切です。事前に必要な教育をし、知識をつけることができれば、不当な偏見やヘイトクライムへの意識も減るのではないでしょうか。
日本でも、こどもたちが主体となったキャンペーンやプログラムなどをもっと発足し、社会を変えるチャンスを積極的につくっていくべきかもしれません。
Top Photo/MY FAMILY BUILDERS
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