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LIFESTYLE

2016.04.23

【私は女性】トランスジェンダーを公表しているセレブ:ビフォーアフター〜MtF編〜

自分が描く“あるべき姿”で人生を歩みたいという想いは誰しもが抱くことでしょう。身体と心の性自認が異なるトランスジェンダーは、そうでない人以上に想いと葛藤します。そこで今回は、その葛藤を乗り越えトランスジェンダーを公表、男性から女性へ(MtF)性転換し素晴らしい活躍をみせているセレブリティをご紹介します!

 
 
 
Carmen Carrera/カルメン・カレラ

#BEFORE

227source/Pero Amor de Deus.com

 
#AFTER

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最も成功しているトランスジェンダーモデルのうちのひとり。米人気番組『ル・ポールのドラァグレース』に出演、見事トップに輝きます。元の名前はクリストファー・カレラ。幼い頃はゲイと自認していたそうですが、やがて女性としての性が芽生え、性転換をするに至ったそう。2015年にはエイドリアン・トレスと結婚、幸せな家庭を築いています。トランスジェンダーを誇りながらも、同時に女性として新たな物語を作っていくことに少なからずプレッシャーを感じたこともあったと語っています。「トランス活動家としての自覚はあるわ、立ち上がるためには正しい時にベストを尽くさなきゃって。でも、同時に周りの人からはトランスジェンダーだって思われたくなかったの。ひとりの女性として認められたかったの」。そんなカルメンは父親をエイズで亡くしており、同性愛に多いとされているエイズ啓発活動にも意欲的に参加しています。

 
 
 
Laverne Cox/ラヴァーン・コックス

#BEFORE

laverne1.jpgsource/SheRa

 
#AFTER

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Netflixオリジナルドラマ『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』のソフィア役として名演を繰り広げ、公表しているトランスジェンダーとして初めてエミー賞にもノミネートされた女優。11歳の時にクラスメートの男の子に好意を抱いたものの、“男らしくない”行動が原因で何年もいじめにあい、自殺を試みたこともあったと打ち明けています。アフリカンアメリカンという差別に、トランスジェンダーという境遇が重なった彼女も多くの葛藤を経験したはず。それゆえ、彼女の数々の活動は多くの人に支持され、トランスジェンダーの先駆者としてLGBTコミュニティの中でも賞賛されています。

 
 
 
Candis Cayne/キャンディス・ケイン

#BEFORE

2C1EE04100000578-3229526-image-a-23_1441899733009source/DailyMail

 
#AFTER

maxresdefaultsource/YouTube

 
マウイ島出身の女優。トランスジェンダーとは何かすら知らなかった若き日のケイン(元の名前はブレンダン・マクダニエル)は、90年代にNYに移り、ゲイバーで振付け師兼ドラァグクイーンを務めるうちにはじめてトランスジェンダーを知り、それこそが自分自身を説明付けるものだと気付いたそう。そのあと、多くの映画やドラマに出演、TLCの『No Scrubs』やKelisの『Milkshake』といった、ミュージックビデオのダンスの振り付けも行っています。「トランスジェンダーのコミュニティの代弁者になろうとは思っていないの。単純に、息をして生きているハッピーな人間としてみてほしいのよ」と語る彼女は、国際的なLGBTネットワーク「MOOVS」を立ち上げ、クリエイティブ・ディレクターも務めています。

 
 
 
Caitlyn Jenner/ケイトリン・ジェンナー

#BEFORE

137source/Celeb Plastic Surgery Online

 
#AFTER

caitlyn-jenner-01-800source/People

 
旧名ブルース・ジェンナーは十種競技の元世界記録保持者、並びに金メダリストとして功績を残している陸上競技選手。彼女が有名なのはそれだけではないんです。お騒がせセレブ一家のひとり、クリス・ジェンナーは元妻であり、ふたりの間に生まれたのが、今をときめくケンダル&カイリー・ジェンナー姉妹(ちなみにキム・カーダシアンはケンダルたちにとって異父姉妹です)。その後クリスとは離婚、テレビ番組にて性同一障害を公表しています。2015年には米ファッション誌『Vanity Fair』にて女性、ケイトリン・ジェンナーとして登場。男性アスリートとして活躍し異性と結婚まで経験しているわけですが、5歳の頃から女性としての認識はあったそう。とはいえ、男性にも興味がないアセクシャル(無性愛者)とも言われています。現在、66歳のケイトリン。自分らしく生きる道を選ぶのに年齢は関係ないですね。

 
 
 
Lana Wachowski/ラナ・ウォシャウスキー

#BEFORE

article-2222541-15A98BC1000005DC-644_306x442source/DailyMail

 
#AFTER

Wachowski poses as she arrives for the premiere of at "Cloud Atlas" in Hollywoodsource/Pinterest

 
『マトリックス』シリーズをはじめ、有名映画の監督や脚本、制作を多数手掛けたとして知られるラナ・ウォシャウスキー。マークジェイコブスの2016SSキャンペーンにも登場し注目の的に。また、先日妹のリリーも性転換を行ったと話題になっていましたね。ラナは、『マトリックス レボリューションズ』の撮影時にトランスジェンダーであることを家族に告白、性転換手術は2008年に終えています。LGBT権利団体ヒューマン・ライツ・キャンペーン(HRC)の受賞スピーチでは「頭の中で声がするの、私は変人、いかれてる、何かがおかしい、誰も愛してくれないと。それを信じるようになった。……可視化されない限り、ずっと隠していかなきゃいけない。でもそれは嫌だった」と伝えています。「私はトランスジェンダー。だからといって愛されないという訳ではない、と自分を認める勇気がわいたの。それからひとりの女性と出会った。私のことを理解してくれて、人と違っても愛してくれる初めての人」。

 
 
 

トランスジェンダーという枠組みの中でみても、性に対する考え方は多様です。でも、共通して言えることは自分の真の姿、真の心で生きているということ。トランスジェンダーとして今悩んでいる人へ、彼らの活躍が少しでも支えになることを願っています。

 
 
 

Top Photo/Pinterest

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