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2016.10.17

ザック・エフロンらも参加!児童虐待を訴えかける「ポリッシュドマン」キャンペーン

年々右肩あがりで推移している児童虐待件数。日本では約1週間に1人の割合で尊い命が奪われているとされており、他国では5人に1人が虐待にあっていると言われています。そんな児童虐待の認知度を高めるために、とある団体が「ポリッシュドマンキャンペーン」を発足、著名人たちも呼びかけに参加しています。

 

 

Polished Man:児童虐待にNOを!

1610171source/ideahoist

 

世界にはびこる児童虐待の認知度を高めるために、オーストラリアの国際非営利団体「YGAP」が新しくキャンペーンを発足しました。その名も“Polished Man/ポリッシュドマン”。ネイルポリッシュという言葉から来ているのですが、端的に言うと爪にカラーを載せることを意味し、ネイルを塗った男性の写真を投稿することが、このキャンペーンの主旨となっています。

 

 

 

なぜネイルかって……?

 

 

 

 

YGAPのCEOエリオット・コステロ氏(上写真の人物)は、カンボジアの人権団体ハガル・インターナショナルを訪問した際に、テアという1人の少女と出会います。「tic-tac-toe(9マスで行う○×ゲーム)」で1時間も一緒に遊んだ後、お別れの言葉の代わりに、テアがエリオット氏の爪をすべてブルーに塗ってくれたそう。その出来事からキャンペーンのインスピレーションを得たと語っています。

 

 

 

キャンペーンサイトによると、18歳になる前のこども5人に1人が、何らかしらの物理的・性的・精神的暴力を受けており、性的暴力の約9割が男性、しかも多くの場合被害にあっているこどもが知っている人物によるものだそうです。実に1億5,000万人の少女、7,300万人の少年が該当することになります。(※日本では実母による虐待が過半数を超えており、海外とはやや異なる点にも今後注目していきたいですね)

 

 

 

ひとつの指の爪に明るい色をのせることで、その男性自身が注意を引くと同時に世界的な課題について会話を始められる、そして会話に参加した友人も寄与できるだろう、という想いが「ポリッシュドマン」に込められているのです。また、5本中1本の指=5人に1人が虐待にあっている、という意味合いも。たしかに、1ヶ所だけネイルをしている男性に出会ったら、興味から「どうしたの?」と尋ねたくなりますよね。そして「実はね……」と会話が始まるはず。

 

 

 

また、サイトにはこんなことも記載されています。

 

「周りが笑ったとしても、それを受け入れて。何も間違ってないって知ってますよね。恥ずかしがるよりもずっと価値のあることです。爪に色を塗ることはあなたを下げたり上げたりするためのものではなく、児童虐待に“NO”と言うためです」

 

 

 

セレブリティらもキャンペーンに参加

過去にはアレック・ボールドウィン、マリオ・バタリ、元アメリカンフットボール選手トニー・リチャードソンといったセレブリティが参加しており、今年は俳優のクリス&リアム・ヘムズワース兄弟、ザック・エフロンらがキャンペーンに賛同しています。

 

 

 


ノミネートという形で、それぞれポリッシュドマンになって欲しい人のアカウントをあげていますね。こうやってセレブリティの間で広がっていくこともなんだか素敵です!

 

 

The NFL prefers a #PolishedMan. Nailed it. ⠀

P O L I S H E D M A Nさん(@polishedman)が投稿した写真 –

 

@anthonyselemidis has painted his on International Day of #NonViolence. He is a #PolishedMan. Nailed it.

P O L I S H E D M A Nさん(@polishedman)が投稿した写真 –

 

オフィシャルアカウントもあるので、チェックしてみてくださいね。

 

 

また、「ポリッシュドマン」では寄付も呼びかけています。これまでに$250,000(約2500万)の寄付金が集まっており、虐待にさらされたこどもたちのリカバリー・プログラムの運営に使われるそうです。

 

 

 

 

児童虐待という現実。そしてその数は減るどころか増える一方です。増えているにもかかわらず認識が甘いことも以前として問題なのでしょう。このキャンペーンは “普段慣れていないこと”を逆手に会話を引き出す手段としているあたりも素晴らしいと思います。まずは実態を知り、それからアクションを起こすことが大事ですよね!

 

 

 

Top Photo/Zac Efron’s Instagram

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