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2016.10.14

「バイセクシャルって言葉が嫌いだった」歌手マイリー・サイラス、自身のパンセクシャルについて語る

クィアアイコンとして何かと話題を提供してきた歌手マイリー・サイラス。23歳の今、自分自身が体験したセクシャルアイデンティティの苦悩や葛藤とともに、パンセクシャルに対する想いを語っています。そんなマイリーの心内とは?

 

 

 

パンセクシャルを知ったことが転機に

1610141source/THE WRAP

 

ディズニー・チャンネルTVドラマ『Hannah Montana/シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ』で主役を演じ、絶大な人気を獲得したマイリー・サイラス。その後リリースしたアルバムも功を奏し、歌手として確固たる地位を築きます。派手なパフォーマンスが目立つ時も多々ありますが、自らチャリティー団体を設立するなど社会貢献には余念がなく、LGBTコミュニティに対する貢献も例外ではありません。また、2015年に自らのパンセクシャル(全性愛)を雑誌のインタビューを通して公言。

 

 

バイセクシャルと混同してしまうという人もいるかと思いますが、パンセクシャルはジェンダーやセクシャリティに関わらず、すべての人が「好き」という気持ちの対象となります。バイセクシャルの人は、男性・女性ともが恋愛対象となると言われている一方、パンセクシャルにとってはその男性・女性という性別の概念そのものが無意味ということですね。

 

 

 

今回マイリーは、米雑誌『Variety』のインタビューでパンセクシャルであることに気付いたキッカケを語っています。

 

 

「(助けを求めて)LAのLGBTQセンターに行った時、男性なのか女性なのか区別できない人に出会ったの。その人は美しくもセクシーでもあり、タフなのと同時に繊細でどこか女性的でもあるし男性的でもある。それって私が出会ってきた誰よりも自分に近いものがあると感じたの。全然違うように見えるかもしれないよね、私が感じるのと同じようには、周りは私の中性を分からないと思うの。でもとっても中性的なの。多分ジェンダーニュートラルな人に出会ったのはそれがはじめてね。一度自分のジェンダーを理解したら、セクシャリティのことももっと分かってきた。それで私『あ、だからストレートともゲイとも感じないんだ。だってどっちでもないもんね。』ってなったの」

 

 

その時、LGBTI支援団体「Happy Hippie」としてLGBTI権利のために活動する“目的”を見つけられたそう。

 

 

 

 

男、女と型にはめた考えが好きじゃない

1610142source/INQUISITR

 

自身のアイデンティティに苦悩したことも、こう明かしています。

 

 

「人生ずっと自分のジェンダーとセクシャリティを理解できていなかったの。いつもバイセクシャルって言葉が嫌いだった。箱に押し込められている感じがして。誰が男で女でって今まで考えたこともなかったし。自分の気持ちに気付きはじめたのは5〜6年生の時で、人生はじめてのデート相手は女の子だったな」

 

 

1610143source/MTV

 

そんな己の葛藤を乗り越えて、今のマイリーがあるのでしょう。

 

 

現在は、ウディ・アレンが監督を務めるAmazonプライム・ビデオ配信のドラマ『Crisis in Six Scenes(原題)』に、60年代のフラワーチルドレン兼活動家の役として出演しています。マイリーのまた違った一面を垣間見ることができるかもしれませんね。

 

 

 

常に前衛的で周りに流されない強さを感じるマイリー。そんな彼女にも辛い時期があったことが分かります。表に出ていないだけで、ジェンダーやセクシャリティに悩んでいる人はたくさんいるのです。今もこれからも、クィアアイコンであるマイリーの活躍からますます目が離せなくなりそうですね!

 

 

 

Top Photo/Pinterest

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