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LIFESTYLE

2016.09.22

悪いことばかりじゃない!「バイセクシャルで良かったな」と思える3つのこと

以前に比べてLGBTの認知度が少しずつ上がってきてはいるものの、他のコミュニティに比べ影の薄いバイセクシャル。むしろ悪いイメージばかりが先行して、戸惑いではなく身を隠す当事者もたくさんいます。バイセクシャルであることはそんなに悪いことばかりなのでしょうか?

 

 

 

 

バイセクシャルじゃダメなの?

1609221source/QUEERTY

 

恋愛に前のめりで浮気ばかりする人、同性愛と言い切れない優柔不断な人、性病の媒介者、全員がポリアモリー主義(親密な関係を築く相手を1人に限定しない)などなど、バイセクシャルの偏見が出てくる出てくる。

 

 

そういった偏見にさらされたくないがゆえに、バイセクシャルであることを明かせず苦悩している人たちがたくさんいます。ゲイやレズビアンに比べてコミュニティ数もあまり多くなく、相談相手もいなければ孤独感だけが増すばかり。

 

 

だからこそ、もっとバイセクシャルの“良い面”に触れてみるべきではないでしょうか。当事者以外の人にも理解を深めてもらえたらという希望はもちろん、自分自身のセクシャリティに悩んでいる人や当事者の人にも、バイセクシャルであることを誇りに思ってほしい、特権を感じてほしいのです。そこで今回は「バイセクシャルで良かったな」と思える3つの琴線に触れてみたいと思います。

 

 

 

 

01. 世界の見方がガラリと変わる

1609222source/10.thousand.girl

 

「男や女」、「ゲイやストレート」、「新しい古い」と、日々の生活では物事を白黒の二項対立に捉えることが多いと思います。でも、バイセクシャルは自身のセクシャリティが“白でもあるし黒でもある”もしくは“白でもなければ黒でもない”ため、白黒付けずに物事を見る力があります。例えば、手を繋いでいる女性どうしを見かけて「レズビアンだ」と決めつけたりしないはず。

 

時に異性のほうが好きであったり、同性愛コミュニティに傾倒することもあれば急に部外者と感じることもあったりと、バイセクシャルはある意味とても複雑なセクシャルアイデンティティです。自分自身が、グレーのレンズを通して世界を見る必要があるんです。だからこそ、リミナリティー(=日常生活の規範から逸脱し、境界状態にある不確定な状況)を理解できるはず。これは世界の見方を変えます。セクシャリティにとどまらず、他人とどう接するか、問題をどう解決するかといったことにも応用できるんです。

 

 

 

 

02.「共感」を覚えさせてくれる

1609223source/7Themes

 

バイセクシャルの実態が理解されていないがために質問攻撃に合ったり、今は気の迷いで本当はストレート(あるいはゲイ・レズビアン)なんでしょ?とセクシャリティ自体を疑われたり……苦い思いを多々経験してきたという人もいるでしょう。でも一言、他人にどうこう言われたところで変わらないのがセクシャリティ。誰かに証明するものではありません。

 

 

ただその経験があるからこそ、他人のことを思う気持ちを知っているはず。同コミュニティ内のことはもちろん、きっとゲイやレズビアンの人も「なぜ同性が好きなの?」と不条理な詮索をされるのが嫌なはず、トランスセクシャルの人も「前は男性・女性だったの?本当?」とジェンダーを疑われるのが嫌なはず、と共感できるのではないでしょうか。その共感を覚えられることも特権なのです!

 

 

 

 

03.本当に大事なことに気付ける

1609224source/Spirit Science

 

自分のセクシャリティに悩んでいる時は、自己嫌悪に陥ったり、憂鬱・自暴自棄になり飲酒に走ったり、無防備なセックスを繰り返したり……となんだか暗闇の中をさまよっているような経験をするかもしれませんね。でも、自分のセクシャリティに正直になった時、人生において何が大事か、ということが光のようにパッと見えてきます。闇を知っているからこそ光を知る、ということ。

 

 

それは自分のことを理解してくれる身近な人だったり、そういった人たちと良好な関係を築くことかもしれません。途端に、アイデンティティを受け入れられなかった時間や暗闇をさまよっていた時間がもったいなく感じる人もいるでしょう。恋愛関係も同様に、興味本位でバイセクシャルに近寄ってきた人、デート手前止まりの人ともサヨナラするきっかけになるはず。

 

 

セクシャリティに悩むとそのことが考えの中心となり、日々の大事なことを忘れてしまいがち。ありのままの自分を受け入れることで、自分にとって必要なことは何かを知り、自然と物事の優先順位をつけることができるようになります。

 

 

 

 

バイセクシャルだから嫌なことばかり、だからバイセクシャルの自分を受け入れられない……と悲観的になるのではなく、自分だけに与えられた特権なんだ!とバイセクシャルであることを受け入れ、良い側面を見たほうが人生ずっと豊かになるのではないでしょうか?

 

 

 

Top Photo/Lili WEDDING ROME

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