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2016.08.23

世界初!ゲイカップルふたりのDNAを受け継いだ三つ子の赤ちゃんが誕生

海外では養子縁組、あるいは片親が生物学上の父親というゲイカップルのこどもが、少しずつではありますが増えてきています。そしてこの度、南アフリカに住むゲイカップルが、世界初となる「三つ子」の父親たちに。さらにふたりとものDNAを受け継いでいるというのです。

 

 

 

 

一卵双生児の女の子たち、そして男の子の三つ子

1608231source/INTERNATIONAL BUSINESS TIMES

 

新たな医学の歴史を刻んだのは、南アフリカに住むゲイカップル、テオとクリスト・マヌロー。

 

 

それぞれの精子を代理母の卵子ひとつずつに受精。ともに着床し、一卵双生児の女の子ゾーイとケイト、そして男の子ジョシュアの三つ子が誕生しました。とてもレアなケースだけに、担当医師も驚いたそうです。「極めて稀な出来事です。私自身は過去に例を聞いたことがありませんでした」

 

 

担当医師は、当初三つ子の出産の危険性を父親たち、代理母に伝えていましたが、彼ら3人ともが産むことを決意。妊娠40週目あたりで生まれるのが平均とされていますが、三つ子の赤ちゃんたちは31週目で生まれてきました。2,000gに満たない体重だったため、しばらくの入院を余儀なくされましたが、8月頭にはみな健康な状態で、無事カップルのもとへ帰ってきました。

 

 

「そっと背中をマッサージしたり足をくすぐったりして、ちゃんと息をしているか確かめてるんだ」とテオ。双子のひとりは、半年以内に心臓の手術を控えているとのことです。

 

 

 

 

ゲイカップルがこどもを持つということ

1608232source/GREEK world REPORTER

 

「ゲイの場合、どんなに親になりたいという気持ちが強くても不可能なことだと思ってしまうんです。養子縁組で(親としての責任があるかどうかを)認めてもらうのは、とても難しいこと。常に異性カップルの後の話になるだろうと言われました」と話すのはクリスト。悲しいですが、異性カップルが優先されてしまうのが現実なんですね。「さらに、ゲイカップルの代理母になってくれる人が見つかるなんて夢にも思わなかったよ」と続けています。

 

 

実はテオとクリスト、さらに代理母が出会ったのは、 2014年のオスカー・ピトリウスの裁判中でした。ピトリウスは、恋人リーバ・スティンカンプを銃殺した容疑で逮捕された、両足義足のスプリンターです。以前日本でもニュースとなったため、ご存知の方も多いのではないでしょうか。(真相は明らかになっていないようですが殺人に関しては無罪、過失致死で有罪判決を受けています。)ピトリウスとご近所で友人でもあったテオとクリストは、地域のコミュニティーの会合(事件後のメンバー同士の慰安会)で顔を合わせるうちに恋に落ちたそう。そして、証人としてその裁判に参加していたのが、後に代理母となる女性でした。

 

 

今回の代理出産は法の下に行われているため、違法ではありません。また、南アフリカでは厳格な代理出産の規則があるため、出産費用以外の金銭的なやり取りは一切ないとのことです。代理母への負担が大きくなる分、今回のケースはとても恵まれた環境だったのではないかと考えさせられますね。

 

 

 

養子縁組をはじめ代理出産、同性カップルが親となることについては、未だ様々な議論が繰り広げられています。また日本では、法の下で同性カップルが親になること自体が、まだまだ遠い話のような感じがしますよね。人の命に関わることなのでそれぞれ賛否両論あるとは思いますが、ふたりとものDNAが三つ子たちに受け継がれ、彼らがひとつの家族となったことはとても喜ばしいこと。

 

 

3人がすくすくと幸せに育っていきますように!

 

 

 

英語になりますが、こちらの動画ではカップルと三つ子の様子をご覧になれます!

 

 

 

 

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