TOP

CULTURE

2016.08.22

ジェイデン・スミス、『ゲット・ダウン』にて父ウィル・スミスを超える!

8月12日より配信を開始した、Netflixオリジナルドラマ『The Get Down/ゲット・ダウン』はもうチェックしましたか? ヒップホップ誕生を描いた同作にて、ジェイデン・スミスが男性にキスをするシーンに挑戦、父を超えたと注目を浴びています!

 

 

 

『The Get Down/ゲット・ダウン』とは?

1608221source/INSIDE MEDIA TRACK

 

舞台は1970年後半のニューヨーク、ブロンクス。ディスコシーンが全盛期を迎えていたニューヨークだが、地域内で最も治安が悪いと言われていたサウスブロンクスは、貧困による犯罪や放火が絶えず、多くの若者がギャングと化していった。そんな環境で夢を抱く若者たちは、世界に歴史を刻むカルチャー「ヒップホップ」を創り出していた……。

 

 

 

2016年8月12日より、Netflixオリジナルドラマとしてパート1(第1話〜第6話)を開始した『The Get Down/ゲット・ダウン』。ヒップホップの黎明を描いたこちらの作品では、歴史に名を刻んだ偉人たちが登場します。

 

 

ファンクやソウル音楽のDJパーティーを開き、ブレイクビーツを生み出した“ヒップホップの生みの親”DJクール・ハーク、そして同作の主人公たちに師匠として仰がれているヒップホップのレジェンド、グランドマスター・フラッシュ。パート1では名前だけの登場になりますが、ヒップホップの名付け親ゴッドファーザーと言われているアフリカ・バンバータなど、名前を聞いただけでも、いかに『ゲット・ダウン』がヒップホップ好きにはたまらないドラマであるかが想像できるはず! また、成長した現代の主人公の声をラッパーNasが担当、劇中に使われるライミングも彼の書き下ろしだそうです。

 

 

 

1608222source/THE DAILY BEAST

 

 

そんなストーリーはもちろんのこと、あのバズ・ラーマン監督が手掛けたというからぐうの音も出ません。そう、レオナルド・ディカプリオが出演している『ロミオ+ジュリエット』や『華麗なるギャツビー』、またニコール・キッドマンが踊り子を演じた『ムーラン・ルージュ』など、数々の絢爛系ヒット映画を生み出した監督です。

 

 

所々に当時の実際のニュース映像を散りばめたり、当時のファッションを各メーカーに頼み完全復刻したり(ファッションもとても参考になります!)、現代風にアレンジされた壮大な音楽とダンス……リアルに再現された懐かしさと新しさが混じり合う世界観。観る者を引き込むその力は圧巻です。女性の美しい歌声、頑張る姿、ロマンスだって忘れてはいません。

 

 

 

 

父ができなかったことを成し遂げたジェイデン

1608223source/ENWES

 

『ゲット・ダウン』で、グラフィックアーティストのマーカス“ディジー”キプリング役を演じるジェイデン・スミス。劇中のあるダンスフロアのシーンで、男性とキスをするんです!

 

 

 

少し話は遡りますが、ジェイデンの父であり俳優のウィル・スミスは、1993年の映画『Six Degrees of Separation/私に近い6人の他人』でゲイの青年役を務めています。実は、男性とキスをするシーンが求められていたそうなのですが、ウィルはそれを断ったとのこと。なぜなら、デンゼル・ワシントンに“男性とのキスシーン”を演じることは、ハリウッドでの一流としてのキャリアを危険にさらすことになる、と助言を受けていたからだそうです。

 

 

そして時は経ち、20年以上経った2016年現在、父と同じ境遇に立たされたジェイデンは、父が成し遂げることができなかったことを果たしたのです。と言っても、ディジーはゲイとして描かれている訳ではなく、ストーリーの流れでキスするシチュエーションに至ります。ステージ上でクリスティーナ・アギレラの曲に合わせてリップシンクするドラァグクイーン、快楽に溺れる常連客、そして男性どうしのキスを煽る女の子。徐々にお互いに近付いていく男の子たち。

 

 

こちらの記事でも紹介したことがあるように、ジェイデンは(特にファッションシーンで)ジェンダーレスやセクシャルフルイディティを主張しており、LGBTに寛容だということで知られています。また、時代が変わったということも考慮すれば、父を超えた演技は必然だったのかもしれませんね。LGBTに関連した役や演技をすることでキャリアが絶たれる、こういったネガティブな可能性が少しずつ消えていっているのかもしれません。そうであれば嬉しいことですよね。

 

 

 

そんな話題のシーンはこちら…!
(こちらの動画では最後まで写されていないので、気になる方は本編でチェック!)

 

 

 

 

 

ということで、Netflixオリジナルドラマ『Sense8/センス8』に比べると、LGBT要素が強いとは決して言えない『ゲット・ダウン』ですが(年代背景的に描きづらいのでしょうか?)、ヒップホップ好きや音楽&ファッション好きの方には観ることを強くオススメします! また、現在視聴可能なのはパート1の6話のみで、パート2の放送は来年になるとのことなので悪しからず!

 

 

 

Top Photo/POPSUGAR.

KEY WORD

この記事が気に入ったら
"いいね!"しよう。

SECRET BOXでは最新のLGBT情報をお届けします。

RELATED ARTICLE

2016.12.03

予てより女性との交際を楽しんでいる、映画『Twilight/トワイライト』シリーズでお馴染みの女優クリステン・スチュワート。まさに多くの女性を虜にする彼女が、ザ・ローリング・ストーンズ『Ride’Em On Down』の…

2016.09.28

ベルリンを拠点に活動しているパフォーマンスアーティスト、ミーシャ・バダシャン(Mischa Badasyan)。彼がここ2年をかけ手掛けたプロジェクトは、365日毎日異なる男性とSEXすること。そのアートが意味するもの、…

2016.09.27

ゲイポルノ界で実際に起きた事件を題材にした、話題の映画『KING COBRA(原題)』(キングコブラ)のトレイラーが遂に公開。俳優ジェームズ・フランコが元男娼役にて出演、製作も兼任。またディズニースター、ギャレット・クレ…

2016.09.07

日本でも絶大な人気を誇るシンガーソーングライターのシーア(Sia)が、HIPHOP界の鬼才ケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)をフィーチャリングしたニュートラック『The Gratest』をリリース、ミュ…

2016.09.03

アトランタ出身のラッパー、ヤング・サグ(Yonug Thug)が本年3作目となるミックステープ『JEFFREY』をリリース。そのアートワークでは大胆なドレスに身を包んだ姿を披露、独特の世界観でHIPHOP界を賑わせていま…

2016.06.29

Instagramで860K以上のフォロワー数を抱える、シドニー在住のヤズミナ・ダニエル。彼女は、唇という人間の身体の極一部である小さなパーツで、多くの人々を感動させ、虜にするアートを紡ぎ出す。   &nbsp…

2016.06.21

NY発のインディペンデント雑誌『PAPER』が、最新号“Summer 2016 SEXY issue”をリリース。表紙を飾ったのは元ワン・ダイレクション、只今ソロで大活躍中のゼイン・マリク。その美しい顔立ちだけでなく、鍛…

2016.06.18

全米で社会現象を巻き起こしているNetflixオリジナルドラマ『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』のシーズン4がついに始動! 待ち焦がれていた方も多いのではないでしょうか? 一部の間では、このドラマの話題で持ち切りです。…

2016.05.19

LGBTという単語が浸透しはじめた今日この頃ですが、まだ「LGBTってなに?」と思う人もいるかもしれませんね。でも、ゲイやレズビアンという単語を(こどもを除いて)知らない人はいないと言っても過言ではないはず。実は、かなり…

2016.04.12

日本でも動画配信サービスが盛り上がりを見せる昨今。いつ、どこででも観たい映画やドラマが楽しめるようになりましたよね! そこで今回は、LGBTが割とメインで描かれている海外ドラマを3つご紹介。寝れなくなってしまったら、ゴメ…