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EDITOR'S

2016.08.07

リオオリンピック開幕!この時期だからこそ考えるスポーツ選手の同性愛。

東京五輪を4年後に見据えた、リオオリンピック2016が開幕!スタジアム工事の遅れや、治安問題が不安視されていたものの、始まってみれば大きな盛り上がりをみせています。開幕早々、複数の種目において日本選手がメダルを獲得していることもあり、連日、多くのニュースでスポーツの話題が取り上げられています。そんな時期だからこそ、あらためてスポーツ界のおける同性愛について考えてみたいと思います。
 
 
 
 

オリンピックとLGBT

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SECRET BOXでも特集したように(リオデジャネイロオリンピックに参加しているLGBTIアスリート〜女性編〜)(リオデジャネイロオリンピックに参加しているLGBTIアスリート〜男性編〜)リオオリンピックに出場する選手にも多くのLGBTが存在します。そして多くの選手が当事者であることをカミングアウトしています。
 
 
その当事者たちの活躍により、理解は広まっていると言われているものの、具体的なLGBTに対する行動は起きておりません。
 
 
そもそもオリンピックにおいてLGBTはどのような存在なのか?
 
 
 
 
あまり知られていませんが、オリンピック憲章において”このオリンピック憲章の定める権利および自由は人種、肌の色、性別、性的指向、言語、宗教、政治的またはその他の意見、 国あるいは社会のルーツ、 財産、 出自やその他の身分などの理由による、 いかなる種類の差別も受けることなく、 確実に享受されなければならない。(※オリンピック憲章 | 国際オリンピック委員会より引用)“とされています。
 
 
 
 
 

スポーツと同性愛

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source/thinkprogress

 
 
 
日本では「なでしこJAPAN」の活躍により人気を博している女子サッカーを例に同性愛をみてみます。
なでしこJAPAN最大のライバル、アメリカ代表チームのスター、ワンバック選手はチームメイト同性婚をし、カミングアウトをしています。また、同チームのラピノー選手やスウェーデンのランドストローム選手、リンダール選手も同性愛をカミングアウトしているのです。
 
 
2015年の電通調査によるとLGBTの割合は人口の7.6%がLGBT等の性的マイノリティと言われています。
 
それを踏まえて考えると、女子サッカーの各国チーム内に複数名の同性愛者がいても、おかしい話ではないのが現実であります。
 
 
 
女子サッカーという種目のみにスポットを当てて、LGBT当事者の現実を述べたが、他種目においても何名もの選手が同性愛をカミングアウトしています。これは男子種目においても同様です。
 
 
 
この現実を把握し、スポーツがどのようにこの現実と現状と向き合い、変化することができるのかをあらためて考えてみる必要があるのではないかと思います。
 
 
 
 
 

2020年東京オリンピックを控える今

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source/JOC

 
 
 
2014年に国際オリンピック委員会は「オリンピック憲章に性的指向による差別禁止を盛り込む」と決議しました。これにより、東京オリンピックではLGBTに対する差別をする国では決していけないものとなりました。
 
 
2012年に行われたロンドンオリンピックではLGBT当事者アーティストによるパフォーマンスを披露したり、選手村の施設においても当事者の過ごしやすい環境を配慮した設計を行うなど、積極的なLGBT支援を行った。
 
 
しかし、LGBT支援において「選手村の環境を整える」だけでは不十分であるのは明らかであります。
 
競技施設や訪れる観客、来日する外国人など様々な場面において、しっかりとしたLGBT支援の方針のもと、具体的な支援策を実施する必要があるのではないでしょうか。
 
 
 
 
 
 
4年後の2020年東京オリンピック。
 
「最高の大会」と言われるべく、あらためて一人一人がこのような問題や課題を考える必要があるのではないでしょうか。
 
 

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