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LIFESTYLE

2016.07.30

リオデジャネイロオリンピックに参加しているLGBTIアスリート〜男性編〜

カミングアウトしづらいと言われているスポーツ業界。それでも、42名(現時点)のLGBTIアスリートが自らのセクシャリティをオープンに、リオデジャネイロオリンピックに挑みます。まずは、男性編と称してカミングアウトしている選手をご紹介します。

 

 

 

01. Tom Daley/トム・デーリー

1607301source/Mirror

 

こちらの記事でもご紹介した、イギリス代表の飛込競技選手、22歳。

 
2012年ロンドンオリンピックにて銅メダルを獲得しています。その翌年にYouTubeを通してカミングアウト、映画脚本家のダスティン・ランス・ブラックと交際していることを発表し、昨年には彼と婚約も果たしています。

 

あらゆる障害を乗り越え、今回のオリンピックに挑戦するトム。
「金メダルを獲りたい。増強具合やコンディションにおいてピークを向かえているような気がするんだ」と意気込みを語っています。

 

 

 

 

02. Robbie Manson/ロビー・マンソン

107302source/stuff

 
ニュージーランド代表のボート選手。

 
現在27歳ですが、幼い頃は同性愛に嫌悪感を抱いていたそうです。

 
「ゲイの人たちをどこか見下していたんだ……自分がゲイなことも理解していたよ。だからそんな自分が嫌いだった」

 
そう振り返るロビーですが、20代に入ったはじめの頃に、家族にゲイであることをカミングアウト。ちなみに、ロビーの兄も同性愛をカミングアウトしています。一方、弟はロビーと同じボートチームでプレイしているアスリート。なかなかチームメイトには告白できなかったようですが、昨年ゲイであることをオープンにしています。

 

「みんなで飲んでいる時、仲の良い2人と心が通じるものを感じたんだ。かなり感情的な状態だったけど、僕はちょっと違うんだ、そうゲイだってことを打ち明けたんだよ」。ロビーの予想に反して、チームメイトの誰ひとりとして嫌悪を示すことなく、みな協力的とのことです。

 

 

 

 

03. Edward Gal/エドワード・ギャル

1607303source/Johanna Hansson

 
オランダ代表の馬術選手、現在45歳。

 
2010年FEI世界馬術大会で、トトの愛称で親しまれている愛馬(現在はドイツのトレーナーの元にいるそうです)とともに3つの金メダル、ロンドンオリンピックで銅メダルを獲得し、「馬術界のロックスター」とも呼ばている名手です。

 

エドワードのパートナーは、同じチームのハンス・ピーター・ミンダーハウド!

 

1607303-2source/Diamond-horse

 

 

 

 

04. Hans Peter Minderhoud/ハンス・ピーター・ミンダーハウド

1607304source/Alchetron

 

エドワード・ギャルの長年のパートナーで同チームのメンバーでもある、オランダ代表の馬術選手、現在43歳。

 
ハンスは北京オリンピックで銀メダルを獲得、本年度のワールドカップで優勝も果たしています。

 

 

 

 

05.Ari-Pekka Liukkonen/アリ=ペッカ・リウッコネン

1607305source/LiDL

 

フィンランド代表の水泳選手、現在27歳。

 
アリ=ベッカは、2014年に開催されたソチ冬季オリンピック開会前日に、ロシアの反LGBT法への抵抗としてカミングアウト。

 

「ソチと関連付けて広い意味で議論をスタートしたかったんだ。だってロシアの法律が、若者やそのほかの人々の人権を制限するなんて悲しいじゃないか」

 

彼が生まれ育ったコミュニティでは、同性愛の話題があまりなかったそう。「忘れようと思ったんだけど、高校生の時に、僕はこういう運命なんだって受け入れるようになった。時間はかかったし少しずつだけど、今僕はこうしている。やっと自分らしくいれるって最高に素晴らしい気分だよ」

 

 

 

 

06.Ian Matos/イアン・マトス

1607306source/iGay

 

ブラジル代表の飛込競技選手、現在27歳。

 
「小さい頃から自分がゲイだって分かっていたんだ。そのセクシャリティとともに生きていかなきゃいけないことも」

 

彼の友達は、リオ五輪が終わるまで秘密にすれば良いとアドバイスをくれたそうですが、イアン本人はパートナーの存在を隠したり、ゲイパーティーに行けないこと、そして何より自分らしく入れないことが辛かったそう。

 

イアンがカミングアウトしたのは2014年。あるインタビューでは、スポンサーがいなくなったりとキャリアに傷がつくのではないかと、カミングアウトすることを恐れていたけども、隠し通すという選択肢は一切なかったと語っています。

 

 

 

 

07.Jeffrey Wammes/ジェフリー・ワムス

1607307source/Pinterest

 

オランダ代表の体操選手、現在29歳。

 
頭角を現したのは2005年の国際コンペ。まだ17歳のジェフリーは、アメリカンカップでも金メダルを獲得します。得意なのは、ゆかと跳馬。

 

2011年『Linda』誌のゲイアスリート特集に登場したジェフリーは「僕が女性が好きなのか、それとも男性が好きなのかって既にいろんな憶測が飛び交っていると思う。僕にとっては、それはスポーツそのもや僕のパフォーマンスには全然関係ないんだ。でもこれ(雑誌の特集)を頼まれて、物事をはっきりさせたかったんだ。つまりこういうことなんだけど」とカミングアウトしています。

 

 

 

 

08.Carl Hester/カール・ヘスター

1607308source/MEMIM

 

イギリス代表の馬術選手、現在49歳。

 
19歳より活躍し続けているカールは、9回もの世界馬術大会でメダルを獲得、ホームである2012年ロンドンオリンピックでは、本国唯一のオープンゲイとして金メダルをもたらしています。

 

今回のリオデジャネイロで、通算5度目のオリンピック参加となるベテラン!

 

 

 

 

09.Tom Bosworth/トム・ボスワース

1607309source/THE HUFFINGTON POST

 

イギリス代表の競歩選手、26歳。

 
現在イギリスの20km競歩ランク1位に位置する有力選手なんです。1964年以降メダルを獲得できていない競技だけに、国の期待が高まっています。

 

昨年10月に、BBCにてカミングアウトしたトム。

 

「地元の選手を打ち負かしてきた過去、彼らは僕のことを“ホモ野郎”とか”クィア”て馬鹿にしてきたんだ」。4年以上にもなるパートナーもいるそうで、カミングアウトしてから周りもサポートにとても積極的だとのこと。

 

 

 

 

10.Spencer Wilton/スペンサー・ウィルトン

Spencer Wilton, Supernova, Miss Babs (lab) and Lolasource/LAURA COLLETTE

 

イギリス代表の馬術選手兼トレーナー、43歳。
2006年にデビューしてからというもの、過去に13もの国際タイトルで優秀な成績を収めています。

 

スペンサーは「ミステリアスな男」と言われており、当時他の男性と婚約していた、グラマーモデルのケイティー・プライスとの仲が噂されていました。結局、メディアが騒いだことでケイティーは婚約破棄となったそうですが、最終的にスペンサーがゲイだということを打ち明け、ケイティーとの関係はただの友達だったことが判明。また、同チームのカール・ヘスターと付き合っていたこともあるそうです。

 

 

 

 
実は、カミングアウトしているリオ五輪の選手のうち、この10名のみが男性で後はみな女性なんです。選手村ではゲイカップルがよく目撃されるそうなのですが、様々な理由があってカミングアウトできない選手もまだまだいるのかもしれませんね。

 

 

 

次回は女性アスリートをご紹介します!

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