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2016.07.06

スプラッシュマウンテンで母親にカミングアウト!〜ジーナの作戦〜

時に映像は言葉以上のことを語る—「私は座りながら込み入った話をするタイプじゃないの」そう語るジーナは、ディズニーランドの人気アトラクション、スプラッシュマウンテンの自動撮影をうまく利用して母親にカミングアウト、同性愛者であることを告げました。

 

 

 

魔法の国でカミングアウト!

カリフォルニアに住む16歳のジーナは、この日、アナハイムにあるディズニーランドにお母さんと訪れていました。そう、ある計画をしていたのです。

 

それは、スプラッシュマウンテンに乗ってカミングアウトすること。

 

日本のディズニーランドにもあるスプラッシュマウンテン、乗ったことがある方はご存知かと思いますが、最後にジェットコースターが大きく落ちる部分で自動写真撮影があり、降りた後に撮影された写真をチェックできます。日本では2列8人乗りですが、アナハイムのスプラッシュマウンテンは1列6人乗り。一人一人がより鮮明に映るんです。

 

そこでジーナがトライしたことは、撮影中にレインボーのペンで描いた「I’m GAY!(私は同性愛者です!)」というプラカードを掲げること。そう、一緒に来ているお母さんに写真を通してカミングアウトしたのです。
こちらは後にジーナが自身のtwitterアカウントにてツイートした写真。

 

 

「これが、昨日私がカミングアウトした方法(笑)」

 

 

 

家族の反応は……?

160706source/BuzzFeedNEWS

 

ジーナのお母さんは、初め、オーランド事件の犠牲者に向けての追悼の言葉を掲げているのだと思ったそう。でも、すぐにジーナ自身のセクシャリティのことだと気付き、ジーナを抱きしめて「誇りに思うわ」と告げたとのことです。
また、突然のニュースにかなり驚き、すぐにお父さんとジーナのお兄さんに連絡。ところが、お母さんの高ぶりとは裏腹に、ふたりともそれとなく気付いていたみたいで特に驚いてはいなかったそうです。

 

 

その後、ジーナは各インタビューに応じています。
「乗り物の面白写真が大好きで、決心できた時のために一応プラカードを作っておいたの。実際にやったってことなんだけどね! 父と兄は70%くらい私のことに気付いていたみたい。母は全然気付いていなかったけど。でもみんなとても受け入れてくれてるわ。友達や家族からこんなに素晴らしいサポートしてもらえて本当に幸せよ。そのおかげで、私が思い描いている以上に、ことがスムーズに運んでいったと思う」

 

 

 

カミングアウトには時間をかけて

どうやってカミングアウトしよう……ジーナは1年近く練り続けていたそう。

「私は座りながら込み入った話をするタイプじゃない。だから、こう気軽に面白い方法でしたかったの。ディズニーランドは誰もが自分らしくいれて、それを受け入れてくれる場所でしょ。安心して、楽しい方法でカミングアウトできる最高の場所だと思ったの」

 

twitterに写真をシェアし、たくさんのコメントをもらったことについて「素敵なことだし、同時に圧倒されてるわ。こんなに盛り上がるなんて思ってもいなかったもの。同じようにしたい、インスパイアされたって声をもらったの。とってもクールだと思うわ」と答えています。

 

 

環境、打ち明ける相手、タイミングなど、「カミングアウト」は人によって様々です。打ち明けたい!という気持ちはあっても、実際に行動するにはかなりの勇気が必要です。また、カミングアウトは告げて終わり、ではなく、告げた後に周りの人とどう接するかが重要になってきます。むしろ、新たなスタートラインに立つようなもの。

 

ジーナはLGBTのティーンに向けて「カミングアウトはすごく勇気が必要。だからこそ、自分が自分らしくいれる最適な状態かを確認して、周りから聞かれるかもしれない質問やとるであろう反応を、事前に考えて準備しておくといいかも。もちろん、心の準備ができてるかどうかを知るのは、難しいこと。だからこそ、準備できてるか、時間をかけて考えたほうがいいの」とアドバイスをしています。

 

 

勢いで告げるタイミングがあれば、それはそれでひとつの形だと思います。でも、ジーナのように前もって様々な仮定を想定して、自分にとってベストと思える方法を練り心の準備を整えてから、行動に起こしてみるのも良いかもしれませんね。

 

 

 

Top Photo/gina’s twitter

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