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LIFESTYLE

2016.05.15

今日からあなたも隣の「アライ」さんになってみませんか?

トレンディエンジェルの斎藤さん(お笑い芸人)、みたいなノリのタイトルですが、新井さんや荒井さんのことではないですよ。今回は、LGBT当事者ではないけれどLGBTをサポートしたいと考えるストレートの人に焦点を当てていきたいと思います。

 

allysource/playbuzz

 

 

「アライ」という言葉を知っていますか?

「アライ」とは英語で「Ally」と表記し、“Alliance”という単語から派生しています。英語そのものは「同盟、盟友」といった訳語があてがわれているのですが、そこから発展して「アライ=支援者」の意味合いで広く認識されています。
 

ここでいうアライは、ストレート・アライのこと。つまり、セクシャルマイノリティを支援するストレート(=異性愛者)の人々を指します。
LGBTの社会運動を支持したり、ホモフォビアなどの不当な行為に異議を唱えたりする人といった堅い解釈もありますが、そうでないとアライと言えないのかといったら、答えはNOです!

 

アライはLGBTをサポートしたいという意思表示からスタートするもの。何か活動しなきゃ、団体に入って貢献しなきゃいけないといったものではなく、まずはLGBTのことを知る。同じ社会を構成するメンバーとして彼らの気持ちを理解し、ともに考える。それから、何か簡単なことからでいいので行動に移していけば良いと思います。今ではネット上に多くの情報が溢れかえっていますよね、そこで自分が良いと思ったLGBTの話題をシェアするだけでもストレートアライです。

 

 

マイノリティにとっては周りの支援が救い

LGBT当事者の人がどんなに声をあげても、残りの過半数に属するストレートの人が呼応しない限り、当事者を取り巻く社会全体の環境はそう簡単に変わりません。例えば、教育現場や就職先。圧倒的にマジョリティの意見に左右されますよね。
 

先日、10年に1度という教科書改訂にあたり、“セクシャルマイノリティを無視しない教科書をつくりましょう”という署名運動やシンポジウムが行われました。そのことが功を奏したのかどうかはなんともお伝えできませんが、2017年度から高校で使用される教科書に、初めてLGBTについての記載がされることになりました。思春期に多様な性のあり方について知ることはとても重要なことです。教科書に記載されることで、義務教育下での知ることへの窓口が大きく開かれます。さらに、教科書という信ぴょう性から、情報を肯定的に捉えられることもできますよね。改定前の保健体育の教科書により、「同性が好きなことは間違っているんだ」と考え、思い悩んだという当事者の声を良く耳にします。
ここでは、署名を行ったりシンポジウムに参加することだけでなく、情報をシェアしたり、異性愛のことしか記載されていない教科書に疑問を持ったたけでも支援の一歩だと言えると思うんです。

 

アライの考え方を取り入れている企業も存在します。会社全体でLGBTへの理解を増やし支援できる環境を整えようと、研修やセミナーを行うことでアライを増やす活動をしていたり、企業そのものがアライとなり、多くのLGBTイベントに参加したりといった取り組みが見受けられます。
こういった会社の支援により、LGBT当事者が差別にさらされることなく“他の人と同じように”働くことができるようになるのです。

 

 

自分がなれる隣の「アライ」さんに

「マジョリティがマイノリティの理解を」と一言に唱えたところで、すぐにはうまくいかないもの。すべてのことは、社会の“人対人”の中で生じています。そもそもマジョリティやマイノリティに関係なく、人間関係においては摩擦がつきものです。これをしたら正解といった方程式がないですからね。良かれと思って言ったことが、相手を傷つけるなんてこともしばしば。
では、アライとして何をしたらLGBTフレンドリーになるのか。
【編者の雑談】“みんなちがって、みんないい”とはこういうこと」の中で述べましたが、LGBTというグループの中にも様々な人がいます。Aさんは支援と感じることも、Bさんにとっては支援でないかもしれません。
だからといって、結局私には何もできないと、支援をやめてしまうのではなく、まずは身近な人の隣のアライさんになってみてください。もし知り合いに、学校に、会社にLGBT当事者がいるのなら、その人のアライさんに。話を聞いてあげるだけでも良いんです。
知り合いにいるかどうか分からないという人は、どこかで出会うLGBT当事者の隣のアライさんになれるよう、彼らを取り巻く様々なことを知ることから始めてみましょう。

 

支援のあり方は多様です。自分ができることからスタートして、自分がなれるアライで良いんです。大事なのは、ストレートアライというぶれない意思だと思います。

 

 

 

Top Photo/essentialkids

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